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鍵の持ち歩きで注意すべきこと
「失くしたら困るもののランキング(NTTドコモ調査)」によると、その上位にはスマートフォン、身分証、家の鍵がランクインしています。これら貴重品は一度紛失してしまうと、その時に困るだけでなく、再びいつも通りの生活に戻るまでにいろいろな手続きを踏まなければならず、どの世代にも共通した身近なリスクであるといえます。今回は鍵を持ち歩くことによる紛失のデメリットと対処について考えてみましょう。
学校や会社、買い物や諸事の帰宅時に、持っているはずの鍵がないという経験は誰しもあるもの。いつもと違う場所に収納し、見つかってホッと安心できればいいのですが、カバンの中や洋服のポケットなどひっくり返しても見つからない時はさあ大変!家に家族が居ればよいものの、一人暮らしやまだ誰も帰宅していないタイミングであれば、閉め出されることになります。
家族と暮らしている方であっても家族に連絡して、誰かが帰るまで待つことになり、時間のロスは必至。もし家に入れない場合は、管理会社や鍵の専門店に連絡し、対応してもらう必要があるため、当然のように鍵屋さんの出張費、錠前の費用、交換の作業代がかかります。
解錠が終われば、とりあえず家には入れるようになりましたが、問題はそれだけではありません。失くした鍵はどうなったのか? 思い当たる場所を探し歩いたり、交番に鍵を紛失したことを届けることになります。
それでも鍵が見つからない場合、誰が拾っているかもわかりませんし、落とした確証もなく、もしかしたら盗難かもしれません。そう考えると、家の防犯上、錠前の交換が必須となります。もちろん単なる合鍵を作るのとは違い、錠前一式を交換する費用を負担せざるを得ません。
鍵を失くしたからといって命を取られるわけじゃないし、と言っていたのは過去の話。昨今は侵入の被害も金品だけでない場合があります。一個の鍵とはいえ、それによって費用、時間、心理面などに負担がかかってしまうケースもありえます。
鍵を持ち歩く際の注意点
すでに長年、鍵を持ち歩く生活をされている方以上に、大学入学や新社会人になり一人暮らしを始めた方、あるいは進級や家庭の事情で鍵を持たなくてはならなくなったお子さんなどは、防犯など鍵の大切さを知るほどに鍵を持ち歩くことに不安になるかもしれません。親御さんにしても、失くした時の大変さなどを誇張してしまうと、真面目なお子さんなどは逆に持ち歩くことに抵抗を持ち、拒否するようになったら大変と神経質にならざるを得ません。
そのため、あまり失くした時のことばかりにフォーカスせず、鍵が家庭の防犯に欠かせないことを押さえておくと共に、鍵を持つことが成長した証として勇気づけるほうがむしろよいでしょう。将来、鍵を持たない生活はほぼ考えられませんから、鍵の管理のしかたや鍵を失くさないためにどうすればよいのか、日ごろ外出先での鍵の保管のしかたなどを話し合ってみましょう。
鍵を失くさない工夫
鍵の紛失による負担を減らすには、そもそも鍵を失くさないようにするのが一番です。すぐに実践できることとして、鍵を持って外出する際、鍵の保管場所を決めておくことをおすすめします。単にズボンや胸のポケットに突っ込むだけでは、座ったりかがんだりした拍子に落としてしまうこともあります。首や腰から鍵を引っ掛けるのも、周囲から見てそこに鍵があることが分かってしまうため、あまりおすすめできません。バックの奥のほうや閉じられるような収納場所だと、スリなどが外から取りづらくよいでしょう。外出時に鍵を閉めたらすぐに決めた場所へしまうことを、ちゃんと入っているか確認を行いながら習慣づけすることをおすすめします。
さらに、鍵の持ち手に書いてある鍵番号を隠すことができるキーカバーやキーケースなどを利用するのも手です。カラフルなものなら落とした時に見つけやすくなったり、鍵の締め忘れ防止用の表示窓が付いたものなど便利なものもあります。鈴など落とした時に音がして気づきやすくなるものもおすすめです。
最近増えているのがスマートフォンと連携して鍵など貴重品を管理できるスマートタグ(紛失防止タグ)です。
紛失防止タグは簡単にいうと落としたことだけでなく、その位置もわかる機能などが付随した簡易装置のことで、主に次のようなことが実現できます。
紛失防止タグとスマートフォンのBluetooth接続が切れた時に、タグの位置をアプリに記録する機能です。鍵の紛失に気がついた時に、どこで落としたのかなど当たりをつけるのに便利な機能です。
スマートフォンとタグの距離が一定以上離れると、スマートフォンやアプリにプッシュ通知を送ってくれる機能です。
スマートフォンとタグを相互に音を鳴らして呼び出すことができる機能です。
タグをなくしてしまった時に、自分と同じタグを使っている人が近くを通ると、最新のタグの位置をお知らせしてくれる機能です。
スマートタグには多くの種類があり、製品によって機能や価格もさまざまです。使いたいシーンに合ったものを選ぶことをおすすめします。
キーレス錠へアップグレード
昨今では、鍵そのものが存在しない錠前も登場し、すでにご利用の方も少なくありません。それらはキーレス錠やスマートロック、電子キーなどと呼ばれており、鍵のない錠前のこと。具体的には暗証番号を押すテンキー方式や、キーヘッドにICチップが埋め込まれたもの、スマートフォンと連動するものなどが該当します。
集合住宅で、1室だけキーレスキーに変更するのは困難ですが、戸建ての場合は一式交換や部分交換なども可能です。電源が必要なものから電池で動くものなど、こちらも多くの製品があり、使い方に合わせて選ぶことができます。
鍵を失くした時の対処
さまざまな対策をしても間違いはあります。小学校入学と同時に鍵を持つようになったお子さんや、初めての一人暮らしで慣れない鍵の管理をしている大学生、新社会人の方など、誰でも失敗はつきもの。
もしも鍵を失くしたら、警察署や交番に遺失物届を提出してください。多少時間がかかりますが、遺失届提出に費用はかかりません。お住いの地域の警察によっては、オンラインでの提出も可能になっています。さらに、賃貸住宅の場合は管理会社や大家さんに連絡する必要もあります。
そして、当社またはお近くの鍵屋さんに相談を。街の鍵屋さんは、防犯の専門家でもあります。鍵を失くしたときの相談はもちろん、失くさないためのアドバイスや防犯面で不安に感じることなどお話しください。
緊急時のために、日頃から住んでいる地域にある鍵屋さんの場所を覚えておいたり、電話番号を控えておくこともおすすめします。